CDプレーヤー

TOSHIBA SD-9200

 当時DVD-Audio陣営だった東芝が販売した高級DVD-Audio/Videoプレーヤー。
多層構造シャーシや削り出しインシュレーターなど力の入ったプレーヤーのように思えます。
ディスクトレイの動作がカッコいいですョ。
SD-9200の後継機にSD-9500がありますが、それ以降は東芝はレコーダーに力を入れていくようになりますね。
なのでSD-9200、SD-9500は貴重な高級機ですョ。
 トップカバーを外すとこんな感じ。
銅メッキされたシャーシがキレイです。
左側の電源部は銅メッキされたボックスでシールドされています。
また、前後に2本の梁(?)が設置されシャーシの補強に役立っています。
 メカニズムの後にオーディオ部があります。
青色の大きなコンデンサーが2本。存在感があります。
独自のメガ・レゾリューション・パラレルDAC方式によりダイナミックレンジ120dB以上を実現しているそうです。
他にも高精度金属皮膜抵抗、ガラスエポキシ基板などオーディオ用高性能パーツを使っています。
ちなみにこのプレーヤーはHDCDにも対応しています。
こちらが映像回路。
映像DACには10ビット54MHzのDACを搭載。
この下にももう一枚基盤があります。
 インシュレーターはアルミの削り出しの高級なもの。
シャーシはTechnicsのT.H.C.B.(Technics Hybrid Construction Base)のような多層構造シャーシ。
高比重樹脂アンカーベースを1.2mm厚の銅メッキボトムシャーシと本体シャーシで挟み込んでいます。
Technicsにそっくりな造りになっています。
定格
対応規格 DVD-Audio/Video、ビデオCD、音楽CD、HDCD
ビデオ特性
周波数特性 6.25MHz (-3dB インターレース)
12.5MHz (-3dB プログレッシブ)
オーディオ特性
S/N比 120dB以上
全高調波歪率 0.0006%以下 (メガ・レゾリューション・パラレルDAC時)
ダイナミックレンジ 120dB以上 (メガ・レゾリューション・パラレルDAC時)
ワウ・フラッタ 測定限界以下
周波数特性 4Hz〜88kHz (DVD PCM192kHz再生時)
4Hz〜44kHz (DVD PCM96kHz再生時)
4Hz〜22kHz (DVD PCM48kHz再生時)
端子類
映像 D2映像出力
コンポーネント出力 (Y) 1.0V p-p/75Ω
             (CB) 0.7V p-p/75Ω
            (CR) 0.7V p-p/75Ω
Sビデオ出力 (Y) 1.0V p-p/75Ω
         (C) 0.286V p-p/75Ω
ビデオ出力 1.0V p-p/75Ω
音声 オーディオ出力 2ch、5.1ch 2.0V
オーディオデジタル出力 (光、同軸0.5V p-p/75Ω)
総合
電源 AC 100V 50/60Hz
寸法(幅×高さ×奥行) 430×118×315mm
重量 11.0kg




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